おもしろコラム2月号2024
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ごはん、イモ類、かぼちゃなどの穀物を中心に黄色い食べ物をよく噛みながら召し上がってくださいね。とうもろこし、はと麦などは、脾の働きを強めてくれます。バナナは焼きバナナで召し上がってください。また、動物性のタンパク質や、肉類、卵、乳製品、あぶらものの摂りすぎは厳禁です。脾は体が冷えると弱まりますので冷たい食べ物や飲み物を一気に摂らないことも大切です。冷や奴、冷やし麺、牛乳、豆乳、白菜、などの白い食べ物や、きゅうり、トマトなどの夏野菜は、火を通して召し上がって下さいね。お腹を温める、韮、黒砂糖、生姜、鮭などの食べ物はこまめに取りいれてください。また、脾を老化させないためには、内臓の筋肉をしっかりと鍛えることも大切です。一日一万歩を目安にウォーキングを続けると、効果があがります。床に仰向けになり、両膝を手で抱えて、前後左右にゴロゴロと揺さぶります。このとき、首を少しあげて、お腹方向を見るようにすると、お腹に効きます。この運動、腸のマッサージ効果と、腹筋、腰の筋肉を鍛える効果があります。お腹を支える筋肉が丈夫になると、脾の働きもよくなり負担も軽減されて一石二鳥です。     (文;薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵絵:吉田たつちか)201002/.   2月号-73

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