おもしろコラム4月号2020
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2016-04界大戦の折、日本がアジアで勢力を拡げるのではないか?という心配には「大丈夫、どうせ大したことは出来ない」と、その異民族支配の拙劣さを指摘し、実際にそのとおりになったわけですが、ではアメリカに対してはどうかと言うと、「アメリカは重大な問題に際して、複維な国内事情と子供っぼい感情を持ち込む」と評したド・ゴール元仏大統領の言がもっとも正鵠を射ているように思います。(事実、アメリカは日本人が思っている以上に連邦国家のようで、各州間の利害調整に失敗すると南北戦争のようなことになるし、また、「正義」「人権」という物にやたらと拘るのも知られるとおりです。)この点はイギリス人も異論はなかったのでしょう。ただ、イギリス人はその判断を一歩進めて、「アメリカには振り回されるが下手に抗議などせず、彼らが冷静になるのを待ったほうが得策」という方針で臨みます。幕末、攘夷に燃えた長州藩への報復として四カ国連合艦隊による砲撃がありましたが、この時、アメリカも他の列強の尻馬に乗って幕府から賠償金をとっており、ただ、アメリカという国の面白いところは、明治になってなぜか突然、このことを反省したようで他の三カ国はびた一文返していないのに結局、この金を日本に返還しました。そう考えると、アメリカという国はまったくおかしな国で、かつてキッシンジャーは日本人を「変わっている」と言いましたが、人のこと言えるのか?と。(小説家池田平太郎絵:そねたあゆみ)おもしろコラム(4月編)/103

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