日本では花を天ぷらにして食べる習慣があるようですが、苦みがあるせいか食卓にはあまり並びません。食べたことのない人も多いでのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。けれども、良薬は口に苦し。実はタンポポはこのうえない健康食材なのです。まず、葉にはC型肝炎ウイルスを圧制する効果があります。よって、漢方薬の原料として使われています。根には利尿作用や血液の循環を良くする作用があり、タンポポコーヒーを飲むと高血圧や糖尿病などの生活習慣病の改善につながると考えられています。また、ホルモンのバランスを整える力もあり、妊婦さんの母乳の出を助けたり、妊娠しやすい体に変えたりもします。その他、冷え・胃弱・便秘に効くので、まさに万能薬と言えましょう。日本では近年、ハト麦や黒豆などとブレンドしたタンポポ茶が発売され、健康食品コーナーで見かけるようになりました。天ぷらにして食べるのはちょっと、という人でもお茶なら大丈夫ではないでしょうか。ノンカフェインですので眠れなくなる心配もありませよ。大地に力強く咲くタンポポは、やがて綿毛のついた種子に変わります。白くて丸いふわふわした種に、フッと息をかけて飛ばすのも楽しいですね。飛ばされた種が翌年新しい芽を出し、そして私達の健康を維持する万能薬に成長するかと思うと余計に楽しみが広がります。(コラムニスト 華山 姜純絵:吉田たつちか)201104/- 4 月号 -106
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