おもしろコラム4月号2020
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原子力発電所の事故隠し、ガス湯沸かし器の欠陥放置、期限切れ材料の使用などのずさんな安全性管理が発覚した大手食品会社、大手自動車工業のリコール隠しなど、企業を守ろうと画策した情報隠蔽工作は、かえって、企業の存続をも脅かす危険な時代になった。高度化した生産設備や機能について、人間のカバーリングできる限界を超えてきた時代でもある。誤謬を早めに情報公開することで、同様な事態が起こることを防止できる可能性が大きいのだ。自動車業界では、以前から、車の不具合が発見されたら、国土交通省に届出て、速やかに改善や処置をおこなうリコール制度があるが、同省では、これをさらに進めた「自動車不具合情報ホットライン」を始めた。これは、インターネット上に専門サイト(注1)を開設し、一般ユーザーからの生の情報を汲み取り、メーカーに対して速やかな対処を求めるものだ。同サイトでは、ユーザーが車ごとの不具合情報情報公開と情報隠蔽の損得108

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