おもしろコラム4月号2025
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日本では余り知られていませんが中国におけるお茶の生産量も7割は緑茶が占め烏龍茶は2割程なのです。元は主産地である福建省や広東省でのみ一般的に知られていたお茶で、北京や上海では烏龍茶を知らない市民の方が多かったくらいですが、華僑の働きかけによって国内よりもむしろ日本のように海外での知名度と需要が高まっていったのです。烏龍茶は一般に「発酵」と呼ばれる茶葉の酸化の度合いによって味のバリエーションが多く、その中でもペットボトル等で売られている日本の烏龍茶の多くがモチーフにしているのが福建省北部・武ぶ夷山の岩山に自生する茶樹から作られる「岩がんゃ茶ち」です。武夷山は世界遺産にも指定されている景勝地で、古くから茶樹が自生していたといわれ、中でも世界最高峰と呼ばれるお茶「岩茶・大だ紅袍」の茶樹は樹齢350年とされています。毎年1〜2キロしか採取できず数百万円で取引されるこのお茶の樹は僅か4本、国家によって管理され一般の人は近付くことすら出来ません。4大岩茶の一つ「岩茶・白はっけ鶏いか冠ん-」、春に萌え出した葉の先が赤く鶏の鶏とか冠の様だから、というように岩茶のネーミングには様々由来のある物が多く、このように見た目に由来する物や、また「岩茶・不はる知しら春ず」は芽吹きが他の茶樹に比べて遅いため茶葉達は春を知らずに育つ、さんいさ第1章 季節のコラム   いこうほう4 月号 -11

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