おもしろコラム4月号2020
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よりはよっぽど安い。もう少し待てば、自動運転車の世の中になると期待するご同輩もいるが、生きているうちにそうなるか疑問だ。東京では、後期高齢者は都営の乗り物が電車でもバスでも地下鉄でもタダだといって、姉は東京中を移動しているらしいが、市町村の予算が年々厳しくなっている田舎では、タダにはならない。免許証返上したもう一つの理由は、最近物忘れがひどくなったことである。物を取りに階下に降りたはいいが、何を取りに来たのか忘れることがままある。目的の途中で他のことをやると、決まって当初の用事を忘れて戻る。階段の上り下りもいい運動になるとうそぶいてはいるがやや心配にはなる。免許証返上のために伊東駅から伊東警察署まで、そして、宇佐美駅から自宅までの往復でちょうど1万歩を歩いた。思えは、府中での免許書き換えの時期はいつも桜が満開であった。「桜散る免許返納1万歩」(勝爺)(ジャーナリスト井上勝彦絵:吉田たつちか)/122

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