おもしろコラム4月号2020
16/148

2006-04しかし、庶民の桜観は少し違う。元々の庶民の花見は、春の訪れを噛み締めるものであった。カレンダーなど無い時代、桜の開花こそが春の到来だった。そして、花は散ったとしても、また来年美しい花を咲かせる桜を、命の喜びとして見ていた。だからこそ、大勢で集まり大騒ぎをした。今でも、心の奥底にこの昔の思いが残り、花見を楽しむのではないだろうか。全ての生物が活動し始める春、大いに命の喜びを謳歌したいものだ。(コラムニスト旭堂花鱗絵:吉田たつちか)16/

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る