おもしろコラム4月号2025
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念物に指定されました。美しい花を咲かせながら移り変わる日本の歴史を見守ってきたのですね。毎年、日本人は桜の花見を楽しみにしています。この習慣も相当昔から行なわれてきました。平安時代初期に即位された嵯峨天皇が花見を行なったという記録があります。平安貴族はさぞかし優雅に満開の桜を観賞し、ヒラヒラと散る花びらに風情を感じたことでしょう。室町時代には一休宗純僧侶が、「花は桜、人は武士、柱は桧、魚は鯛、小袖はもみじ、花はみよしの」と明言を残しました。それぞれ一番優れているものを挙げているのですが、花にいたっては桜が一番で、美しく咲き誇る地は美吉野(現:奈良県吉野地方)と評価しています。一休宗純僧侶が桜の美しさに陶酔した様子が思い浮かべられます。きっと、多くの人々が日本のあちらこちらで桜を見て感動したのでしょうね。さて、そのように古来より咲く桜にたくましさを感じますが、本当はとてもデリケートな植物なのです。特に現在私たちが観賞しているソメイヨシノですが、この品種は江戸時代に作られたもので、寿命は日本三大桜のように長くはありません。たったの六十年ほどと言われ、たくましくはないのです。よって、花見の最中に一本枝を家に持ち帰ろうとポキッと折ってはいけません。そこから腐敗が進み、翌年以降に花が咲かなくなることがあるのです。ビニールシートを敷く時も、根元か         4 月号 -16  

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