とも。)というものの遠因を探っていくと、詰まるところは戊辰戦争、西南戦争を勝利するために軍部の力に頼ったということがあったのでしょう。でも、やはり、それに輪を掛けたのは、日清、日露戦争の勝利ということがあったのは否めない事実のようです。ただ、この点は何も日本に限ったことでは無く、普墺戦争、普仏戦争で大勝利を収め、日の出の勢いだったドイツは、二度の大戦で完膚なきまでに敗れ、逆に、二度の大戦に勝利し、一躍、超大国に躍り出たアメリカはベトナムで一敗地に塗れたにも関わらず、未だに成功体験から抜け出せていない・・・。(以前、ベトナム戦争当時の両国の戦争指導者たちが一堂に会して語り合うというのがありましたが、その折、マクナマラ元国防長官を始めとするアメリカ側は強気でワーワー言って、何とかベトナム側に「両国、共に悪かった」ということを言わせようとしていました。これぞまさしく、「終戦交渉というときになると、交渉を有利に進めようとして北爆し、逆にベトナム側を硬化させた愚」そのもので、アメリカの驕りと学習能力の欠如を見たでしょうか。) 4 月号 -162
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