天と地が初めて分かれたとき、天上界(高天原)には、三柱の神さまがおられました。「造化の三神」と呼ばれ、性別を持ちません。さらには人間に姿を見せることもありません。 さまは、高天原の中心におられました。高御産巣日(タカミムスヒ)の神。高い木を神格化したのではないかと言われています。「産巣」とあるように、子孫や動物の繁栄を司るとされていたようです。 タカミムスヒの神と役割は同じですが、女性であったかもしれないと伝えられています。 (コラムニスト 速須佐之男命は天照大神に、「わたしの忠誠心が明らかだから、わたしが生んだ子はしなやかで美しい女の子ばかりなのです」と、勝利を宣言します。そして、姉の領地にある水田の畦を壊し、その溝を土で埋め、新しく収穫した穀物を納めている蔵で、排便をするなどの悪さをしました。天照大神はそれを見ても叱らず、静かに、「あなたはわたしの弟、好きなようにしなさい」と言いました。それでも弟のいたずらがあまりに果てしなくつづくので、天照大神は悲しみのあまりその様子を見ていられなく天之御中主(アメノミナカヌシ)の神。この神神産巣日(カミムスヒ)の神。チャーリー絵:吉田たつちか)201704気象予報士 //-第4章 教養のコラム 『古事記』の神々速須佐之男命 4 月号 -165
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