おもしろコラム4月号2020
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96219591912190018718861879俳句の季語には、俳人の忌日を命名したものが少なくない。4月は特に多く、俳句読みにとっては一度は使ってみたい季語だ。・4月1日=(三鬼忌)岡山県生まれの俳人西東三鬼()の忌日。本名斎藤敬直。新興俳句の旗手といわれ。「天狗」創刊に尽くした。『枝豆の真白き塩に愁眉ひらく』・4月8日=(虚子忌)愛媛県て生まれの俳人、高浜虚子()の忌日。本名清。河東碧梧桐とともに正岡子規に兄事し、子規より虚子の号を受ける。子規没後、「ほとゝぎす」を継承・発展させ、客観写生・花鳥諷詠を唱導した。『春雨の衣桁に重し恋衣』・4月13日=(啄木忌)岩手県生まれの俳人石川啄木()の忌日。本名一。「明星」派の新人家人として注目されたが、生活は困窮した。やがて小説家を目指して職や住居を転々とした。明治四十三年に「一握の砂」を出した。享年二十六歳。『白梅やひと日南をあこがれぬ』・4月30日=(荷風忌)東京生まれの小説家永井荷風(~~14~忌日の季語おもしろコラム(4月編)19

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