おもしろコラム4月号2020
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海外の人は、あのネバネバぬるぬるした感じが「気持ち悪い」と感じるようなのです。納豆は、ネバネバぬるぬるの上に独特の匂いがあります。昔西日本の人は納豆の匂いが嫌で納豆を食べませんでしたが、他のネバネバぬるぬる食品である山芋も里芋もオクラ、メカブ、モズクも喜んで食べます。つまり西日本の人はネバネバぬるぬるが嫌で納豆を食べないわけではなく、食文化として納豆を食べる習慣がなかっただけなのです。ちなみに西日本に納豆を食べる習慣が根付かなかったのは、西日本を代表する都市である商都大阪では、朝ご飯を炊く習慣がなく、夜に炊いたのです。納豆は、かき回してサッとあったかご飯と食べるのがおいしいので、朝に一日分のご飯を炊く習慣の江戸では納豆をおいしく食べることができましたが、大阪の朝ごはんは昨夜に炊いた冷えご飯なので、朝ごはんのおともとしては合わないのです。ゆえに大阪をはじめ西日本に納豆が広まらなかったと言われています。と……、いうことは……そう、日本にネバネバぬるぬる食品があったかご飯に合うから!で、ありましょう。山芋類もあったかごはんにサッと載せてツルツルといただく。これがパンだったらちょっとそうはいきませんものねえ。体にいいイメージがあるネバネバぬるぬる食品ですが、こネバネバの正体は「ムチン」という成分です。このムチンは熱に弱いのです。ネバネバぬるぬる食品は、生やすりおろして食べるものが多いのですが、それには意味があったのですね。納豆には「ナットウキナーゼ」という酵素が入っていて、これは血液をサラサラにする効果があるので●ネバネバ食品は本当に身体にいいのか?おもしろコラム(4月編)39

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