●携帯食としてのお弁当●人から買うお弁当は芝居見物からおそらく狩猟採集時代から携帯食というものはあったと思われます。干した肉や木の実などを携帯し狩猟に何日も出かけたことでしょう。日本の携帯食といえばおにぎりが代表格ですが弥生時代のおにぎりの化石があるそうです。古代のおにぎりはもち米で作っていたようですが、時代が鎌倉や戦国時代になってくると、私たちが普段食べている「うるち米」で握るようになります。「え?うるち米って私たちが普段食べているお米?」と思う人もいるかも知れませんが、そうなのです。コシヒカリなどはうるち米の品種の一つなのです。もち米からうるち米への移行は、農民たちがうるち米を多く作るようにからです。日本人の携帯食はおにぎりだけではありません。お弁当です。お弁当は当初自宅で作るものでした。それを人やお店から買うという文化が生まれた最初は、江戸時代の芝居見物です。 4 月号 -58
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