おもしろコラム4月号2020
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春の訪れを告げる草花、タンポポ。川の土手や畑のあぜ道、駐車場の端など、至る所で見ることができます。放射状に生えた緑の草と色鮮やかな黄色い花びらは、行きかう人々に「もう重いコートは脱ぎなよ」と促しているかのようです。タンポポは食材にもなります。古くからヨーロッパやアラブで葉をサラダやスープに入れて食べていました。根は細かく刻んで乾燥させ、それを焙煎して飲料にしました。色や風味がコーヒーに似ているのでタンポポコーヒーと呼ばれ、現在でも飲まれています。日本では花を天ぷらにして食べる習慣があるようですが、苦みがあるせいか食卓にはあまり並びません。食べたことのない人も多いでのではないでしょうか。かくいう私もその一人です。けれども、良薬は口に苦し。実はタンポポはこのうえない健康食材なのです。まず、葉にはC型肝炎ウイルスを圧制する効果があります。よって、漢方薬の原料として使われています。根には利尿作用や血液の循環を良くする作用があり、タンポポコーヒーを飲むと高血圧や糖尿病などの生活習タンポポは万能薬?84

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