おもしろコラム4月号2020
87/148

2010-04後者の場合、そういう話を持って行くには、まず、「最初から、買えそうにない人」の所へは持っていかないわけで、「ぎりぎり買えるけど、買うのに、清水の舞台から飛び降りるような判断をしなければならない人」の所もなるべく避けたい・・・と。美味しい話が行く所は、①「買えるだけの資力がある」②「買うかどうか結論がすぐ出る」③「言い値で買ってくれる」の三要素を満たした人ということになるでしょう。現実には下から順に要素を満たしている人から話を持っていく・・・ということになるのでしょうが、もっとも、その三要素を一番最後まで満たす人・・・というのは、つまり、それくらいの大きな買い物をすることにそれほど抵抗がない人・・・ということであり、平たく言えば、庶民とは為替レートが二桁も三桁も違っている人ということになるわけですね。この点、よく、世上には、「美味い話はないか?」、「お買い得物件が出たら・・・」などと言う人が居ますが、いくら「買う気」があっても・・・と思わなくもないような気も。ま、いずれにしても、飲み屋の請求書如きで青息吐息の私には関係ない話ですね。(小説家池田平太郎絵:吉田たつちか)おもしろコラム(4月編)/87

元のページ  ../index.html#87

このブックを見る