おもしろコラム5月号
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③飢餓状態の時に出生率を高める・・・繁殖遺伝子④感染に打ち勝つ・・・免疫遺伝子⑤がんと戦う・・・抗がん遺伝子⑥老化や病気を治す・・・修復遺伝子など数え切れないほどの遺伝子が、体に備わっています。ところが、長い間の人類の歴史の中で、飽食の状態はほとんど無く、飽食による病に打ち勝つ遺伝子は備わっていません。糖尿病や痛風、がんなどの病気、そして妊娠しにくい状況も、飽食との関わりが非常に大きいようです。それでは、今の日本で暮らしながら、妊娠しやすい体にしてゆくにはどうしたらよいか?それは、卵巣に十分な血液を送り、卵巣機能を高めてあげることに尽きます。飽食の時代にありながら、足りていない栄養素、そして卵巣のる    血流を減らしてしまう習慣に次のようなことが上げられます。①摂りすぎている食べ物・・・ジュースやスイーツなどの白砂糖食品の多食と油脂の摂りすぎで、お腹が膨れてしまい、妊娠にとって必要な良質なタンパク質や鉄分が不足②慢性的なフェリチン(貯蔵鉄)不足③過食による解毒器官への血流集中で、卵巣に行く血流量が低下④寝ている間に卵子が育つのに、慢性的に睡眠時間が減少してい    5月号-104  

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