おもしろコラム5月号
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まあ、実際に演説を聞いた限りでは、それほど、目くじらを立てるほどではなかったように思いましたが、とかく、こういう物は独り歩きしてしまうもののようで・・・。ただ、それとは別にナポレオン三世の統治下でも皇帝独裁の頃が一番、実績が上がったという話があるように「独裁=悪」というつもりもありません。権限が一人に集中している方が、正しいかどうかはともかく、結論が出るのは早いわけですから・・・。無論、問題は「絶対権力は絶対的に腐敗しやすい」という言     葉がある通り、当初は理想に燃えて始まった独裁であっても、とかく、時の経過と共に腐敗堕落に陥ってしまう・・・ということは今日でも世界中の独裁者がその悲惨な末路とともに示し必要でしょう。(この点を、私が師と仰ぐ、兵法評論家の大橋        権限が集中することの危険と効用以前、橋下徹・大阪市長が「独裁が好ましい」というような発言をして、物議をかもしたことがありましたよね。武てく夫れ氏ては「い経る営わ者けにで、とやっはて、りも何っらとかもの嫌目な障こりとなを存言在っとていくうれのはる5月号-127

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