おもしろコラム5月号
164/183

るスピードを同席している人に合わせます。皆が食べ終わったら残さなきゃいけない、と言う訳ではありません。食事中にさりげなく相手の皿を観察し、食べる速度を合わせるようにしましょう。トイレは入店する前に済ませているとは思いますが、どうしても食事中に行きたくなってしまったら、メイン料理を食べ終えてから席を立つのが望ましいです。その場合、ナプキンを椅子の上に置きます。テーブルの上に置くと、食事は終了という相図になってしまうからです。一部を紹介させていただきましたが、このような細かいマナーを知ると、高級レストランでの食事が本当に堅苦しいものに思えてきますね。しかし、マナーというものは絶対的なものではありません。一番大切なのは、その場の雰囲気に合わせること。誰もが食事を楽しめるよう、配慮することが肝心なのです。        フードアナリスト 愛川いつき(/-   絵:そねたあゆみ) 2013055月号-163

元のページ  ../index.html#164

このブックを見る