おもしろコラム5月号
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売上もたいして期待できないので、ロスを少なくして、赤字が出てもキズが浅くすむことを主眼にした。そこで、食材は冷凍食品を主体とすることにした。ネットの食材問屋を決め、ここからサンプル的に仕入れて、試食している。使えそうなのは、シュウマイ類、チジミ、芋餅などだ。免許返上で車も利用できないから、酒屋も1本から配達してくれ、空き瓶も回収してくれるところに決めた。原価計算をしてみると、水商売とはよくいったもので、    5月号-176  利益率が一番いいのは日本酒。一番低いのがビールだ。でも、ビール(生ビールは手間がかかるしロスも出るので割愛)は、焼酎やウイスキーのように氷を出す必要がなく、瓶を出すだけなので、手間暇を考えると利益率は他の酒類と同等となる。冷凍といえば、先日、テレビで見た、「凍眠」が気になり、さっそく取り寄せて試食した。これは、従来の冷凍とは一線を画す画期的な技術だ。横浜にあるテクニカンという中小企業が開発した技術で、パックした食品をの液体(アルコール)で冷凍するシステム。通常の冷凍庫は「冷たい空気」で冷凍するが、凍眠は「冷たい液体」を使って冷凍する。凍眠で冷凍すると、最大氷結晶生成30℃    - 

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