おもしろコラム5月号
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してください。特に山は、平野部に比べると普段から雨の降りやすいところです。急な悪天で川に流されたりするニュースは聞くだにつらいものです。また、四月に気温が上がらず五月になってから急激に暖かくなったりすると、標高の高い山では雪崩が起こる可能性もあります。この時期の雪崩は、深いところからドサっと重く固まった雪が流れてくるので、飲み込まれたらたまりません。過信は大敵です!こんなに脅し文句ばかり並べたあとで恐縮ですが、みなさまが新緑5月号-19の風薫る季節をご満喫されるよう、お祈りしております。気象予報士 絵:吉田たつちか) チャーリー200505そうなって注意しないとけないのが、海や山のレ  (-/ジャーです。今年はすでに、突然の落雷でサーファーの方が被害に遭うという事故がありました。レジャーに出かける前には、できるだけ天気図を見て欲しいと思います。新聞の天気図には見方が記されているので参考にしてください。三角形のギザギザ、「寒冷前線」があると、それが通過するときには「突風、落雷、短時間強雨」があるかもしれないな、と思ってください。さらに、(正確な予報とはいえませんが)寒冷前線は西に進むと考えて、ご自身がお出かけになってからのお天気をおおまかに予測してみてはいかがでしょう? 先で雲行きが怪しくなってきたら早めに撤退するようにそして、お出かけ    

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