おもしろコラム5月号
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交互に通り過ぎ、日々のお天気を変えています。高気圧の前面は下降気流域になっているため、それそのものによるお天気の崩れはほとんどありません。しかし高気圧後面から低気圧前面にかけては上昇流域になり、空には高いところに雲が現れ始めます。気温も上がります。このころ、しとしとと雨が降ることがありますが、それは温暖前線が通過することによるものです。そのあとは南よりの風が吹き込んでさらに気温は上がりますが、空は次第に暗く、厚い雲に覆われるようになってきます。やがて雲が低くたちこめるようになってくると、激しい雨      になります。これが寒冷前線の通過です。このとき、場合によっそてしはて、雨雹が(上ひがょるうと)、が急降激っにた風り向落き雷がが北起寄こりっにた変りわすりる、こ風5月号-23ともあります。        低気圧の通過中緯度帯に位置する日本では、梅雨前線等の前線が停滞する時期以外はおおむね、高気圧と低気圧が、西から東へ

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