おもしろコラム5月号
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力がつきそう」ということで、戦前に動物の内臓料理や、精力がつくとされる卵や、山芋などが「ホルモン料理」と呼ばれるようになりました。牛や豚を焼肉同様に内蔵を焼いたものをスタミナ料理として「ホルモン焼き」と呼ぶようになったとのことです。        (食文化研究家         日本で最初にラーメンを食べたのは?控えおろう! 高い! ハハーッ!そう、日本で最初にラーメンを食べたのは、黄門さまなんです。作った人が最初だろう、とか、お毒味役の人ではないのか? という疑問はさておき、黄門さまなんです。いまから、およそ340年前。徳川光圀は、中国の儒教に凝っていたそうで、その勉強のために、当時長崎に来ていた、中国の儒者「朱舜水(しゅしゅんすい)」を水戸に呼んだのです。勉強したければ、自分で長崎に行くのが礼儀だと5月号-75思いますが、そのあたりは、お偉いさんのわがままですかね。そして、朱舜水を師と仰ぎ、ますます儒教にのめり込んでいきました。巨椋修(おぐらおさむ)ここにおわすお方をどなたと心得る。先の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ! 絵:そねたあゆみ)ええい、頭が   / 

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