おもしろコラム6月号
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跡がある。通常のアンテナでは電波を拾えない時代、山頂にアンテナを立て、ケーブルを敷設し、各戸に配線した名残を発見、町内の先輩達の団結力と実行力に感嘆した。 ナコウ山の山頂近くにある石丁場跡(ここで切り出した石は、海路で東京まで運ばれ、江戸城の石垣に使われた)の広場で昼食。ここからの宇佐美の海、山、街の眺望は、苦心して山を登ってきた者だけが味わえる絶景だ。 芽吹いた草木の名前や特徴を、町内の最長老で花や木に造詣が深いKさんの説明を聞きながらのハイキング。 免疫力を増すといわれるフィトンチッドを大量に含んだ薫風を受け、ビタミンDを増進するという太陽の光を受けながら英気を養う。 下山途中、昔、峠にあったという大島茶屋(とはいっ踵を返し、学園側の道へと下る。途中、法界萬霊塔のて横も、に今立はて小かさけなて石あ碑るが卒残塔っ婆てをい発る見だ。け記ださがれ)た跡日で付6月号-103    

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