おもしろコラム6月号
108/187

が、やかんの水が少なければ、あっという間に沸騰してしまいます。つまり、陰血の少ない人は、少々のストレスでも、眩暈などの不快症状を起こしやすくなります。 治療には、表面の症状をとるのに、肝の熱を冷ますものを用います。今年は、紅羅布麻、南国刺五加などの中草食200806品、そして柴胡加竜骨牡蛎湯を使う証の方が多いようです。 こんな方は、貝類、セロリ、セリ、白菜、  -/松の実、白ごまなどを食べるように勧めています。また、根本解決として、陰血を補うものを使ってゆきます。子羊袋、亀齢寿などや、四物湯、加味帰脾湯、六味地黄丸などを調合します。女性は特に血腋が常に不足しやすいので、日常より、黒豆、木耳黒ごまなどの色の黒い食べ物や、色の濃い野菜を食べて補血することも大切です。 イザー高田理恵絵:吉田たつちか)    (文:薬剤師、薬食同源アドバ6月号-107

元のページ  ../index.html#108

このブックを見る