おもしろコラム6月号
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ないかと。 これとは少し違うかもしれませんが、かつて、「田中角栄さんは、新潟を中心とする環日本海経済圏構想を残した。それに対し竹下登さんは、島根に公共工事しか残さなかった・・・。」という話を聞いたことがあります。 これなども、確かに、東京から見れば、辺境の新潟も、環日本海という視点では、まさしく、中心に位置するわけです。福岡市は日本地図で見れば辺境でしょうが、視点を東アジアに置けば、千キロメートルで東京、上海、ソウル、た、「己を知らない」ことは、何も地方に限ったことではなく、大都市でも往々にして見られることです。 一例を挙げるなら、東京でも、地元の人が、はとバスに乗って、初めて、そういう物が有ることを知る・・・ということも聞きます。 現に、私も行きましたが、吉田松陰、橋本左内が斬られ、解体新書が書かれ、2・26事件の時の青年将校とねずみ小僧次郞吉が一緒に眠る南千住の回向院は、殆どの観光ガイドには出ておらずやっとみつけた紹介記事では、ゲテモノ扱いに近い、怪奇スポット扱いでしたよ。 東京はあらゆる意味で観光で飯を食っていないですから、こういう物の価値がまるでわからないのでしょうね・・・。 萩や京都にあったら、今頃は、一大観光名所ですよ。 /                 (小説家池田平太郎絵:吉田たつちか)平あ壌る、か千を5把百握メしー、トそルので後台に北、、内北側京をとも、っ5とつ掘のり首下都げとる4かつ、の外一か千ら万持都っ市てがく円る内なにど入のる方と策いをう検・討・す・る。必で要もが、あこるうのいでっは    6月号-160  

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