おもしろコラム6月号
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梅雨に感謝 「1時間に50~80mmの雨」は「非常に激しい雨」、さらに「1時間に80mm以上」を「猛烈な雨」といい、記録的短時間大雨情報が出されます。 近年気象庁では、降水量の予想のほかに土壌に蓄積した雨量を換算し、土砂災害による被害を防ぐ情報を提供するようになりました。 梅雨時期だけでなく一年をとおして、地球のために、ひいては我々が生きていくために、雨は不可欠なものです。雨をうっとうしがらないよう、心がけましょう。         この時期のお天気の特徴は、他の季節と違い、西から東へお天気が変わっていかないことです。テレビなどの天気予報でも、「梅雨前線の南下に伴い」とか、「梅雨前線の北上に伴い」という表現を聞いたことがあると思います。 普段の天気は、上空の偏西風の影響を受けて、低気圧や高気圧が西から流れてくることによって、おおむね西から東へと変わっていきます。 しかし梅雨は、北にある冷たくて湿った空気のかたまり(オホーツク海高気圧)と、南にある暖かくて湿った空気絵:吉田たつちか)   /                (文:気象予報士チャーリー    6月号-16  

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