おもしろコラム6月号
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i.iを記念して阿久悠から贈られた「蜜柑と魚と」の詩が刻まれている。アカデミーコモン地階1階に阿久悠記念館を開設したが、これらの資料の中に舟歌作詞のいきさつが書かれたノートがあるかもしれないとひそかに期待している。ちなみに、トムのママ(現在は海辺の小さなスナック小恋路久悠が何度か飲みに来たことは覚えているものの、舟歌誕生のいきさつは聞いたことがないという。舟歌には「窓から港が ている。同じく阿久悠作詞の『時代遅れ』(歌手:河島英五)、「男の嘆きは ぬことは無理をせず をよむばかり、十八 追伸、今回のコラム執筆に際して調べた中で、阿久悠が明治大学文学部文学科日本文学専攻だったことがわかりま-  本 /   の歌をカラオケ持ち歌に加えるべく奮闘中です。(ジャーナリスト した。直接的な関係性はないのだが、同じ大学同じ専攻の大先輩でした。宇佐美に在住したのも何かの縁を感じ、氏       //ito-usamnfo/orange 見えりゃいい」「時々霧笛が 人の心を見つめつづける 家での夢を見て」など、同じようなシチュエーションで綴ったと思える歌が少なくない。オレンジのママ)は、当時(スナック 鳴ればいい」とスナックからの情景を彷彿させる歌詞が入っ時代遅れの男になりたい」、石川さゆりの『転がる石』、「十七 ほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く」「似合わ井上勝彦)202206トム)、阿2009年(平成21年)には宇佐美区民協賛で宇佐美郵便局隣接地に阿久悠顕彰碑が建立されており、伊東市50周年    6月号-180  2011年10月には、自筆原稿をはじめとする阿久悠関係資料およそ1万点を遺族から寄贈された明治大学が同大学

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