おもしろコラム6月号
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はもっていない。種は蒔かなかったが、ハコベも繁茂して小さな白い花をつけている。侍従らが皇居周辺の草刈りをし、昭和天皇がお帰りになった際に、一部雑草を刈り残したことをお詫びしたところ、陛下が牧野富太郎(植物学者)の言葉を引用して「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草として決めつけてしまうのはいけない。注意するように。」とおっしゃったというエピソードがある。な街いによ降うりにる、農ヒ道マのワ両リ側はの花畑がは咲、き耕始作め者たのら高順齢次化切でり、花放に置す畑ると予化定しだて。い次るに。伸数び年よ前うまとでしはて、い外る来の植が物百で日あ草るだセがイまタだカ蕾    6月号-182  アワダチソウが我が世の春を謳歌して威張っていたが、いつの間にか、色々な植物が盛り返し、むしろ隅っこで静かにしている。販売のための野菜栽培や花作りでは、収穫するのに便利なために同じ植物を一定エリアに栽培するのはやむをを得ないが、家庭菜園や家庭園芸では、混合種蒔きでいろいろな植物がまじりあって生きる方が自然に近い気がする。しばらくは、我が家の園芸手法はこれでいく予定だ。もちろん、雑草取りも極力しない、省力園芸でもある。      (ジャーナリスト 井上勝彦絵:吉田たつちか)202306 /-  

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