おもしろコラム6月号
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  たかが枝豆、されど枝豆        初夏といえば、枝豆の季節です。しかし、色よく、塩加減よく茹で上げるのは、なかなかむずかしいものです。豆としての栄養と、野菜としての栄養を併せ持つ枝豆は、お父さんのビールのつまみだけにしておくのはもったいないですね。 まず、流水でよく洗って、汚れを取ります。最近はグリーンの網や、ビニール袋に入れられているので、色合いが    6月号-42  よくわかりません。なるべく枝付きで束ねられているものが新鮮さの見分けがつきやすいようです。 大き目のすり鉢、なければざるに入れて、茶さじ一杯の塩とともによくもんで、あくとうぶ毛をとります。次に、キッチンバサミで両端を切り落とし、沸騰した塩水(10~20%)に食用油を数滴落として、口が少し開くまでゆがきます。茹で上がったら、ざるで湯きりをし、流水でさっと冷やします。ここで色どめができます。大き目のボールなどに新しく少しから目の塩水を作り、これに、枝豆を20分ほどつけこみ、食べる直前に塩水からあげます。 ちょっと手間がかかりますが、ふっくらして、塩味のしっかりついた、おいしい枝豆ができあがります。ただゆがいただけのものとは、まるで違う仕上がりに、びっくりされることでしょう!  (文:ブルック絵:吉田たつちか)200606 /-          

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