おもしろコラム6月号
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(/  (   ) 夏至の七十二候は、初候「乃東枯夏草が枯れる」次候「菖蒲華ラスビシャク」)が生える」。  この「半夏生」(夏の季語)は、雑節にも取り上げられています。この「ハンゲ」というのは植物で、強い毒を持っているそうです。この時期はそれの根が生えるころ。理由はわかりませんが、このころにその年の農作物がよくできるかどうかを、昔の人は占ったりした重要な日だったそうです。今年は7月1日がそれにあたります。夏至の次候に「あやめ」と出てきますよね。私はあやめと菖蒲とかきつばたない不届き者です。でも昔から、「いずれがあやめかかきつばた」と、美人のたとえにも使われてきたように、凛(りん)としていながらしなやかな姿は大好きです。 いよいよ暦に梅雨のことばが出てくる時期になりましたね。雨は降らなくてはならないのです。それでも。今年はひどい災害が起きませんように。 なつくさかるる気象予報士チャーリーあやめのはなさくあやめの花が咲く」、末候「半夏生ハンゲ(別名「カ絵:吉田たつちか)全て夏の季語はんげしょうずの区別がよくわから             6月号-5

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