おもしろコラム6月号
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●木のまな板は不衛生だから肉や魚を料理しちゃダメってホント?  ●電子レンジで温めた料理は健康に良くない?  まず、野菜や穀物のお焦げには発がん性物質がないそうなので、これは安心。では肉や魚はどうなのでしょう?  実は肉や魚のお焦げには発がん性物質が含まれているのです!これは一大事!やはりお焦げを食べるとがんになるんだ‼と、いうのはちょっと極論。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏によると、体重60キロの人だと1トンの焦げを食べないとがんにはならないんだとか。うん、ちょっとその量を食べるのは無理ですね。   「木のまな板は不衛生だから、特に肉や魚を料理するときは気をつけないと」なんて話しを聞いたことはありませんか?木のまな板だと包丁の傷から細菌が板に入ってしまうとか。これも都市伝説。実は木のまな板もプラスチックのまな板も、細菌の数には変わりがありません。どちらも不衛生にしていれば最近は増えますし、いつもきれいにお手入れしていれば、細菌は増えたりはしません。当たり前のことですね。 このような都市伝説が生まれたのは、なんとなく見た目から想像をする人が多かったからでしょう。   「電子レンジで温めた料理は健康に良くない」というのも、ときどき聞く話し。「電子レンジの電磁波で温めた料理を食べ続けるとがんになる」とか「電子レンジを使うとビタミンが破壊される」なんてのもあります。 さて、この真偽はどうなのでしょうか?電磁波や電磁界の健康リスクについて調査しているWHO国際電磁界プロジェクトの論文によると、『電子レンジ6月号-59           

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