おもしろコラム6月号
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感情変化と痛みて、無理を防ごう ★強い精神ストレスに遭遇したとき・・・不安な気持ちで過ごしても、今日一日を楽しく過ごそうと思っても、何ら状況は変わらない!けれども、気持ちの選択次第で、未来は大いに変化する。  (       薬剤師、薬食同源アドバイザー高田理恵)20180  6        お客様で、しばしば三叉神経痛を起こす方があり、原因をよくお伺いしてみると、いつもイライラした後や我慢を強いられた後など、情志不遂を感じた後に痛み発作が出現することが判明。 皆様も、イライラしたり怒ったり、嫌な気分になったときに、頭痛が強くなったりした経験はありませんか?  実は、痛みと感情ストレスとは密接な関係があることがわかっています。感情ストレスがあると、副腎皮質や髄質を刺激して、発痛物質を誘発します。 そしてまた、慢性的な感情ストレスにより、不安な気持ちでいるときや、鬱気分になり気力が低下しているときは、セロトニン神経の活動が低下しています。 セロトニンは、中枢では痛みに関係する神経の活動を抑制し、痛みを緩和する働きがあるため、イライラや鬱により、セロトニンの働きが抑えられると、痛みが強く感じられます。     -      6月号-80  

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