おもしろコラム6月号
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” ” 何故かというと陰虚は熱の証ですが、急性の発熱のように、熱が勝っているのではなく、体を潤し冷やす、不足しているために、見かけ上、熱の症状を呈しているものなので、冷やすのではなく、陰を補うことが大切なのです。その最大の養生法は、頑張りすぎと無理を止め、ストレスから遠のいて、質の良い睡眠をしっかりとることです。 食べ物でのお勧めは、黒胡麻、白胡麻、松の実、銀耳、枸杞子、ユリネ、長芋、自然薯ホタテ、牡蠣、あわび、あさり、しじみなどの貝類。スッポン、亀肉、ロバ肉、豚肉、鴨肉、猪肉、卵類。チーズ、ヨーグルト、豆乳等 ある種のネズミ・・・ハダカデバネズミは、長年の研究において、がんの発生がないそうです。このネズミは、体を潤すヒアルロン酸の分子量が大きく、慢性炎症を起こすことがないのが原因で、呼吸のペースもゆっくりで、少量のエサでも生きることが出来る、エコなネズミだそうです。いつも忙しくしている人は、ちょっと生活を振り返ってみてください。 また、陰虚に、陰を補わず、どんどん冷やしてゆくと、今度は陽虚-   陰が      (薬剤師、薬食同源アドバイザー高田理恵)20170  6(冷え性)になり、陰と陽の根っこは同じであるため、次第に陰陽両虚となり、生命の玉は小さくなり、消耗してゆきます。くれぐれも、養生の仕方にご注意ください。 6月号-95

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