おもしろコラム6月号
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        意外に知られていない低体温の症状低体温になると、以下のようないろいろな症状が現れます。1、あまり食べていなくても太りやすい低体温になると、全身の代謝力が低下します。体温が1度下がると基礎代謝量は12%も低下するため、一日に200~500キロカロリーのエネルギー消費が低下することになり、同じカロリーを摂取しても1ヶ月で体重が1~2㎏増加する計算になります。水を飲んでも太る、体がむくみやすいなどの症状は、体が冷えて代謝力が低下しているために起こります。 このように、体に余分な水気が増えると、水は冷やす性質があり内臓を冷やしますので、発ガンの格好のチャンスを作ることになります。 2、疲れがとれない摂った食物を血肉に変えて体は毎日生まれ変わっていますが、このときに代謝産物として老廃物が生まれます。この老廃物や、体にとって有害な物は解毒されて排泄されてゆきます。 この一連の反応は、酵素反応と腸内細菌の働きによってとりおこなわれていますが、体温が1度低下しただけで、              6月号-96  

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