おもしろコラム7月号
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     細胞の感情先日、あるゴーヤ農家の方から聞いたお話です。その方は、毎朝ビニールハウスに入るときに、元気よく「おっはようございま〜す!」とゴーヤに挨拶するそうです。するとゴーヤがとても元気になるそうです。ところが沈んだ気持ちでハウスに入ると、と    7月号-112  たんにゴーヤも落ち込むそうです。正しく「以心伝心」ですね。私たちの身体にある60兆個の細胞にも、各々感情と意志があるように感じる事があります。乳がんのお客さまで、毎週カウンセリングに来られる方のお話ですが、不安もなく心持ちが良い週だと、ガンは少し小さく柔らかく感じますが、悩みを抱えて心配が続くと、痛んだり、しこりが硬く大きくなるように感じると言われます。人体の60兆個の細胞には、感情変化に応じて出される物質を読み取る糖鎖があり、不安や不快な感情が続くと緊急事態と認識して細胞修復へのスイッチが入り、炎症性サイトカインにより、細胞修復突貫工事が行われます。しかし、このようなことが度々起こり、慢性炎症状態になると     

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