おもしろコラム7月号
14/178

 .   /-.見ると、東日本の方が大きいようです。このように梅雨は、アジア全域を巻き込む大きな現象です。雨に文句を言わず、「梅雨だから雨が降るのは仕方がない!」と、腹を括りましょう!           (文:気象予報士      紫外線を吸収してくれるオゾン日本では、7月といえばまだ梅雨の末期のところが多い時期です。去年のような大雨による局地的な被害が出ないことを祈ってやみません。さて、今回は一足早く夏の話題、というより、日焼けについてお話します。近年、オゾン層が破壊され、地上に降り注ぐ紫外線の量が年々増加してきていることはみなさんもよくご存知のことだと思います。オゾン層は、私たちが暮らす対流圏(上空約11kmまで)よりはるか上空の成層圏(上空約50kmまで)のうち大体高度20〜30km付近にあります。そこで、紫外線のうちで人体に有害とされる波長032〜028μイクロメートル)の「UV-B」と呼ばれるものを吸収しています。オゾンは、酸素原子が3個が結合した気体です。これらは、約20億年前、海中に誕生した藍藻類が二酸化炭素とチャーリー絵:吉田たつちか)200907m(マ    7月号-14  

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る