おもしろコラム7月号
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(小説家 東晋王朝に仕えていたという経歴もあって、陳寿のように「蜀」中心史観に縛られなければならぬ義理はなく、そのため、あくまで、魏を中心とした立場でこれを記しています。が、しかし、物語となれば、やはり、最弱「蜀」の劉備、諸葛亮コ盛り上がるわけで、結局、現代の蜀中心の物語へと発展するわけです。ちなみに、吉川幸次郎元京大名誉教授は、昭和49年の年賀状に、「現代の人民共和国は魏で、台湾は蜀、日本は呉。長江は東シナ海」と書いたとか。なるほど、当時の長江はちょうど今の東シナ海のような感覚だったんでしょうね。   池田平太郎)202307-ン陳ビ寿がと最違強い「、魏宋」成の立曹前操はに晋敢王然朝との戦亡い命を政挑権むで方あがる    7月号-144  

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