おもしろコラム7月号
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     「何もできない」人はいない  貧乏人は、人にモノをあげたりして、相手を喜ばせることはなかなかできません。でも、お金が無くても、人を笑顔にしたり楽しませたりして、喜ばせることはできます。仏教の教えに、「無財の七施(むざいのななせ)」という言葉があります。これは、宝を蔵の中に貯め込むのではなく、自分の心の中に貯めよ、それがとても大きな徳につながる、という教えです。  無財、つまり財力の無い人でも、人に対して与えられる施しが7つはあるということです。この「無財の七施」を行なうことにより、開運、金運、商運を呼び込める、と言われています。「目による施し」=心を清らかに保ち、目つきも穏やかにすれば自分も気持ちが良く、人も気分が良くなる。「笑顔による施し」=いつもにこやかな顔でいれば、自分も人も幸せになる。「言葉による施し」=悪口を言ったり、グチをこぼしたりせず、真の心で、真の言葉を遣う。「まごころによる施し」=つねにまごころで人に     7月号-158  

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