おもしろコラム7月号
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と重なるため、江戸時代などはお盆(盂蘭盆会)の行事の一環とされていたようです。一方中華圏では「七夕情人節」といって、恋ア人ル同タ士イでルプ」レとゼいンいトまのす交。換とをも行にっ1て等い星るでよすう。でそすう。しよてくこ似れたら行2事つにのバ    7月号-18  レンタインデーがありますが、それとは比較にならないほどの経済効果が、たなばたにはあるそうです。さて。このたなばたの主役であるお星さまたちについて、あれこれと。日本では「織姫」と「彦星」(もしくは「牽牛」)と言うのが一般的かと思います。天文学では織姫を「こと座のベガ」、彦星は「わし座の星の橋渡しをするカササギに見立てた星を、「はくちょう座のデネブ」と言います。これは天の川の中に見える1等星です。これら3つの星を、「夏の大三角」と呼びます。織姫と彦星が、地上から見ると、1年のうちでこの日だけ近づいて見える、というのがこの伝説の由来なのは周知のことと思います。では実際のところ、ベガとアルタイルの距離はどれくらいなのでしょう? 実はこの2つの星は、16光年離れた所にあります。「1光年」というのは、光が1年間に進む距離のことで、キロメートルに換算すると約9兆5千億キロメートルです。ですから、ベガとアルタイルは、近づいているように見えて、実はあまり近い所にはいないことになります。ちなみに、地球からアルタイルまでの距離も、16光年です。そう考えると、織姫と彦星が会うことは、相当難しそうですね。    

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