ギャンブルは恐ろしいもの、それをしみじみ実感する出来事が最近ありました。なんと、大人気大リーガーの大谷翔平選手の通訳の水原一平氏がギャンブルにのめり込み、巨額の横領をしたとのこと。ファンは大いに落胆しました。水原氏はとても善良そうな人に見えたからです。実は日本の歴史を紐解くと、善人そうに見えてもギャンブルで身を持ち崩した人物は他にも存在します。それは鼠小僧です。彼は庶民の味方、義賊だと呼び声が高いのですが、真実は違います。庶民の味方と思われている盗んだ金子を撒くというのは、逃走経路の確保のため。昔の住宅地は今よりも密集しており、所によっては隣の家まで数センチといったものもあったほど。ですから、逃走経路の家々に小判数枚を置いていけば、易々と追っ手をまくことができました。こうやって鼠小僧は約10年の間、江戸の武家屋敷を中心に盗みに盗んだその額は現代の貨幣価値で換算すると、一説には約12億円なんですって。この金を鼠小僧は何に使ったのでしょうか。庶民の味方と言われるほどですから、困っている人に使ったと考える人も多いはずです。 鼠小僧もギャンブル依存症? 7 月号 -192
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