おもしろコラム7月号
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   花(蓮)よりラーメン池に浮かぶ大輪の花、蓮(ハス)。七月の誕生花であり、夏の季語でもあります。白やピンクの花びらが幾重にも重なり、水面に映ったその様は、一時の清涼感を与えてくれます。蓮の花の原産はインド。それ故か、古くから宗教と密接な関係を持っています。仏教でも、蓮が芽吹いて花を咲かせ、やがては枯れてゆく姿を人間の一生に例えています。寺院でよく見かける御釈迦様の台座には蓮の花が用いられ、仏教絵画にも蓮と共に御釈迦様が描かれています。良い行ないをして死んだ者は、極楽浄土の世界で一つの蓮の花の上に身を託して生まれ変わる——。そんな考えが、仏教にはあります。 のが『一蓮托生(いちれんたくしょう)』という言葉。結果の良し悪しに係わらず行動や運命を共にするという意味で、身近なところで蓮が私達の生活に関与しているのです。下茎はレンコン(蓮根)として食卓に並び、種子は甘納豆そにれ変以わ外りにまもす蓮。は蓮私を達国の花生と活しにて関い与るしベてトいナまムすで。は地、7月号-33そこから生まれた    

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