おもしろコラム7月号
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活しあう中で、美味しいものを探し求める。てんぷらに凝っているカンボジア人がいたり、トルコ料理のケバブをほお張りながら歩いている日本人、ちなみに私はインドのスパイスを買いあさり、インドカレーにはまっている。世界のどこからも遠い小さな島国ニュージーランドだがある意味、食の宝庫と言えよう。(ニュージーランド在住、Reeoko/つい最近、私が住んでいる町のメインストリートを歩いていると、いつものように何人かのホームレスに遭遇した。彼らはいつも、「Givememoney眺めている。お腹がすいているのか、生きる気力がないのか、トロンとした目でひたすら座り続け、人々の助けを待ちぼうけている。もちろん、そうそう手を差し伸べる人は現れないが、彼らは常に同じ場所で物乞いをしている。その日は薄暗いどんよりした一日でした。そんな中、ちょうど私がある一人のホームレスの前を通り過ぎようとした時、私の前を歩いていた女性が、そのホームレスに何かを差し出した。それは半分に切ったアボカドの皮にご飯と-第2章 食のコラム                 or絵:吉田たつちか)200907food」と書かれたダンボールの切れ端を自分のひざの上に置き、通り行く人々を幸せのおにぎり7 月号 -69

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