みが飲むのはもったいない」といい、ヨーロッパのキリスト教徒たちが抵抗なく飲めるようになったといいます。やがてコーヒーを飲ますお店「コーヒーハウス(喫茶店)」がヨーロッパに登場。男たちの社交場となり、男たちはコーヒーハウスで政治や芸術論を話し合う社交場となります。フランス革命前のパリではコーヒーハウスは「カフェー」と呼ばれ、このカフェーでフランス革命を起こす革命家たちが政治談議に花を咲かせたとか。日本におけるカフェーは明治時代にはじまりましたが、ヨーロッパのカフェーでは女人禁制、給仕も男性だったのに対し、女給を置いたため、いまでいうキャバクラのようになりました。日本の場合、太平洋戦争が終了したあとでもカフェー、喫茶店は不良が行くところ、中高生は行ってはいけない場所となったのは、そういう歴史があったからです。ジュースやコーラに代表される清涼飲料水は最初、天然の炭酸飲料がはじまりとされています。清涼飲料水として売られるようになった最初は、17世紀にレモン水もしくは炭酸飲料にレモン果汁、砂糖やはちみつを混ぜた『レモネード」が最初。日本の清涼飲料水は江戸時代に、お水に砂糖を入れたものを『冷や水』として売っていたといいます。現在の清涼飲料水の代表格『コカコーラ』は、19世紀末のアメリカ。開発したのは薬剤師で最初は薬として売られていました。初期のコカコーラには麻薬のコカインの原料が入っており、うつ病などの薬として売られていました。(当然、現在は麻薬の原料は入っていません)ペプシ・コーラも最初は胃腸の薬として開発されたもの。飲み物の文化もいろいろあって面白いですね。(食文化研究科:巨椋修(おぐらおさむ))202007-第2章 食のコラム ●清涼飲料水の登場7 月号 -75
元のページ ../index.html#75