おもしろコラム7月号
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といいかもしれません。さてこの星座の由来をご紹介しましょう。ギリシア神話でお植なえじまみしのた英。雄そヘしラてクそレのス園はの、見「張1り2にの、冒ラ険ド」ンとといいううも、    7月号-8  のを成し遂げた人物です。その「12の冒険」の11番目は、「黄金のリンゴ」を取って来ることでした。この「黄金のリンゴ」は、大地の女神ガイアが、大神ゼウスと女神ヘラとの結婚を祝って贈ったものでした。ヘラはそのリンゴをひどく気に入り、ヘスペリいう、秘境に百個の頭を持った竜に任せていたのです。ヘラクレスは、ヘスペリデスの園がどこにあるかさえ知りません。知っていそうな人に尋ね回りようやく場所はわかったものの、「人間がそこへ行くことはできないよ」という、新たな障害にぶつかります。しかしヘラクレスの耳に、アトラスという神さまの噂が届きます。アトラスの娘たちこそが、そのヘスペリデスに植えられたリンゴの世話をしている、というのです。そこでヘラクレスはアトラスのもとを訪れて事情を    打ち明けるのですが、さすがのアトラスも、ラドンを恐れて近づくことができないのだと言われます。ヘラ

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