おもしろコラム7月号
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かつてあのマリー・アントワネットは「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」といったとか。(本当はアントワネットではなく哲学者のジャン・ジャック・ルソーが自伝で書いたセリフ)しかしそれが実現する時代が来たのです。貧しい人は安いパンやカップ麺、スナック菓子でお腹を満たし、富裕層はダイエットやフィットネスのために栄養制限をする時代が。かつての「高カロリー=贅沢な食事」の時代は終わり、21世紀の食文化は「低カロリー高たんぱくでバランスがとれた食事=贅沢な食事」へと変化しています。さて、21世紀に生きる私たちは、今夜なにを食べましょうか? (巨椋修(おぐらおさむ):食文化研究家)202307人類は約1万年前、農耕という技術を発明します。それとほぼ同時に羊や牛、豚などの動物を飼育するという畜産もはじめるようになりました。これを農業革命、または食糧生産革命といいます。日本でも狩猟採集中心の縄文時代から、やがて農業中心の弥生時代へと変化してきたといいます。ところが、日本において農業は盛んになりましたが、畜産はほとんどといってもいいくらい育たなかったのです。-第2章 食のコラム     ●日本で育たなかった畜産 なぜか日本に育たなかった畜産文化7 月号 -83

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