おもしろコラム7月号
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     ときめいて過ごしましょう先日、大阪にて帯津良一先生と春名伸司さんと鼎談する機会を頂きました。帯津先生は「日本ホリスティック医学協会会長」「帯津三敬病院の名誉院長」で、がん患者さんが最も会いたいお医者様として著名な方です。また、春名伸司さんは、末期の中咽頭がんを乗り越えられ、いきいき健康長寿研究会を立ち上げられ、がんの語り    7月号-84  部として講演活動を行っておられる方です。帯津先生は、どこまでもお優しくユニークで心温まるお人柄。春名さんは、笑顔が爽やかで、ご一緒するだけで心が朗らかになれるような方で、お二人とお話させて頂くだけで、心の免疫力がぐっと上昇しました。今日のお話の中で最も印象に残ったのは「毎日をときめいて過ごす」こと、そして「凜として老いる」という言葉でした。生き物には全て平等に死の時が訪れますが、それは何十年後かもしれないし、明日かもしれません。故に、何時そのときが訪れても心に後悔がないように命ある今日、只今を大切に生きてゆくこと。元気に長生きに越したことはないのですが、その内容が味わいのあるものでありたいですね。春名さん曰く、元気で長生きされる方は、小さな事に喜びを見つけることが上手で、感動しやすく手先が器用という共通の特徴を持っておられるようです。 「ときめき」の気持ちは生命を躍動させ、治癒力を高めたり、エントロピーの増大を最小限にし、老化を遅らせるようですね。       

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