おもしろコラム7月号
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一日には昼と夜があり、朝に活動が始まり夕には休息が始まります。あたかも朝に産まれ夕に死すかように、人は毎日生まれ変わっており、昨日の自分と今日の自分では、別物です。昼間(陽・動の時間)は活動し、発散しエントロピーは増大しますが、夜間寝ている時(陰・静の時間・・・あたかも死と同じ時間)は、成長ホルモンの働きなどにより、その日受けた心的エネルギーと摂取した食物等をもとに、身体の作り替え(整合)の作業を行います。即ち逆向きのエントロピーが増えて、翌日のエネルギーがチャージされています。陽の世界で活動し消耗したら、陰の世界で補い、再構築され、また生まれ変わる・・・という輪廻を日々繰り返し、やがてエントロピーの増大が極限になった時に、陰と陽が離れ陽の世界にあった身体は消滅します。再構築し、リスタートのスイッチが入る瞬間(受精)を待っているのです。そして再び…忌み嫌うものでもありませんね。そう思うと、ぐっと気持ちが楽になりますよ。まずは今日一日・・・就寝までの限りある時間に楽しみを見つけ、そして喜びワクワクと時めいて過ごしましょう。たものにしてゆく事になると思います♪ (薬剤師、 高田理恵しかし、命(心)は消滅してしまうのではなく、陰の世界でその記憶をこれはあくまでも私見ですが、このように考えたら、死は怖いものでも、結果としてその連続が、あなたを豊かで自信と輝きに満ちた「凜」とし7月号-85絵:そねたあゆみ)201307     /-

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