おもしろコラム8月号
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りに出かけた。同じ県に両病院ともあったが、手前にあった肝臓癌の名医の病院の方に先に行った。でも、それが失敗だったと今でも悔やんでいる。週刊誌の情報などそんなにあてにはならない。そうはいっても自分にも出来そうだとか、自分に有利な情報は信じることにしている。最近、近畿大学薬学部の川畑篤史教授らの研究グループが発見したビールの効用はビール党の私には願ってもない情報だ。同大学のニュースリリースによると、近畿大学薬学部の川畑篤史教授らの研究グループは、ビールの原料の1つで、苦味や香りづけなどに使用されるホップの成分が、リウマチの痛みや神経損傷による痛み、また過敏性腸症候群患者に見られる腹痛など、幅広い痛みの治療に応用できることを発見した。この成分は、モルヒネをはじめとする麻薬性鎮痛剤が効かない神経障害性疼痛(糖尿病の合併症、ヘルペス後神経痛、抗がん剤の副作用など)にも有効である可能性が高く、今後の臨床応用に大きな期待がされるという。糖尿病患者や抗がん剤で治療中の患者によく見られる手足の痺れや痛み(神経障害性疼痛)、過敏性腸症候群患者に見られる腹痛など、8月号-131麻薬性鎮痛剤が効かない(使用できない)痛みに対する有効な治療薬の開発が望まれている。    

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