おもしろコラム8月号
21/146

 -/   がある場合」に発令されるのに引き換え、後者は 「重大な災害が発生するおそれがある場合」に発令される点にあります。  注意報や警報の基準は地域によって異なります。いちばんわかりやすいのが雪に関するものです。例えば日本海     側等、元々雪の多い地域ならば、住民の生活の中で積雪への備えができています。しかし、普段はあまり雪の降らない地域に雪が降ると交通がマヒしたり、パニックに陥ります。そのあたりも踏まえて、地域ごとの基準が定められているのです。さきほど乾燥注意報について述べましたが、「乾燥警報」というのを聞いたことはありますか? そもそ「乾燥注意報」は、空気が乾いて火災が発生するおそれのめやすになるものです。ですから、空気の乾燥がよりひどくなると「火災警報」としてこれは気象庁ではなく市町村長に発令の権限があるのです。またNHKは警報を周知するよう、法律で定められています。(文:気象予報士 チャーリーちか)200708絵:吉田たつ8月号-21

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る