おもしろコラム8月号
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     エルニーニョとラニーニャ  先日新聞で「今年は昨年と同様エルニーニョもどきと思われるため猛暑が予想される」という記事を見ました。そこで今回は、「エルニーニョ」についてお話したいと思います。そもそも「エルニーニョ」とは、南米ペルー沖で、    8月号-24  12月に海面水温が上がり、3月に下がる季節的な変動を意味することばです。ちなみに、「エル・ニーニョ」というのはスペイン語で「男の子」の意味。しかし、毎年12月、クリスマスのころに起こる現象なので、固有名詞として「神の子」を意味しているそうです。が、3月になっても海面水温が下がらないことがあり、それを気象の世界では「エルニーニョ現象」と呼ぶようになったそうです。一般に、海面水温が平均より0・5℃以上高ければエルニーニョ現象、そして(こちらはあまり知られていませんが)0・5℃以上低ければラニーニャ現象(「ラニーニャ」は「女の子」の意味)と定義されています。  

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