おもしろコラム8月号
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ものを大きく発展させたとも言えるのです。アイヌの人たちは、秋になると川に遡上してくるサケを半身におろして皮付きのまま縦に細かく切り、海水で洗って潮風に当てて干すという食品を発明します。アイヌの人はこれを「トゥパ」と言ったそうな。いまでいう「鮭とば」です。またやはりアイヌの人は、北海道の厳しい寒さを利用して「ルイベ」という料理を発明しました。これはサケやマスを凍らせたまま、解凍せずに口に入れるという食べ方で、口の中で、食材が次第に溶けていく感じを味わうことができます。これらはまさに、保存、そしてさらなる味わいへの昇華と言えるでしょう。古代中国では魚や肉は「塩辛」として保存されました。いわゆる塩で漬け込み自然発酵させたのです。古代中国では「鮨(き)」という魚の塩辛や、「醢(かい)」という肉の塩辛が盛んにつくられました。「鮨(き)」は、日本において「すし」ですが、もともとは魚のたかというと、魚と発酵とコメの発酵が食品保存に利用されるよ塩う辛にとないっうた意か味らだでっすた。ん塩で漬すけ。しなたぜ魚魚をの、塩さ辛らがに「ごす飯しと」一に緒なにっ8月号-51    

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